全日本最終戦があったためドタバタとしておりましたが、作業の進捗状況などUPしておきます。
先ずは、DIYメンテで年式違いの部品入れ替え、組間違え等で破損していたB2エンジン君
車両ごとやってきたので、エンジンを直してみたら「キャブがダメ」「電装がダメ」・・・・
言うなれば、サスもステムもリンクもホイールもブレーキも、全部ダメXXXX
基本「車体メンテは、オーナー様の愛情」と思って、できる限りコストかけない状態で、
「走ることに支障がなければOK」レベルでお返ししたいと思っていたのですが、
とにかく「このまま返したのでは危険すぎる」と判断して、いろいろやってメンテしたら、
最後に白くコケた外装を付けたら、本当に見た目が悪すぎたのでKSR110外装を取り寄せて、
パット見て「綺麗にしているな」という状態まで復活しました。
あと少し、あと数点の部品だけが足りなくて完成していませんが、もう99%完成です。
KSRの外装で、一番先に一番コケやすいのが、このグリーンです。
一番目立つ部品でもあるし、やはりマスクは綺麗なほうが良いです。
KSR-2純正品ではなく、より安価な「KSR110純正品」を使っています。
フロントフェンダーも110用です。基本同じ形状です。
シートカウルのグリーンは、残念ながらKSR-2純正品しかありません。
廃盤で中古を高額取引されておりますが、そこは安価に仕上げるために
KSR110純正の黒をチョイス。
黒シートとサイレンサーのラインに合うかな?と選んだら、バッチリでした。
ホントは、フレームもスイングアームも全塗装したいくらい錆びていましたが、
そこは、あくまでサービスなので「部分塗装・タッチアップ」で仕上げております。
マフラーも、ところどころ穴が開いて排気漏れしていたので、部分的に補修しました。
エンジンは、クラッチカバーなどに古さは見えるものの、シリンダーやヘッドは再塗装
安価なラッカー塗装でも、窯で焼いてあるので比較的シットリとした仕上がりで、
エンジン本体もメンテ以外でも「所有感」がUPするなら・・・と、サービスで行ってます
こちらは、エンジン単体メンテナンスのお客様
部品代を算出して、早く親元に返してあげなければ・・・・(汗
単体は単体でも「腰下メンテ」だけのご依頼もあります。
クラッチ周辺は自分で組めるけれど、クランクOHやベアリング交換は・・・
・という人は「ケース合わせ作業」というシンプルなメンテも行っています。
やっぱり多いシリンダーの「焼き付き修正」「0.5mmオーバーサイズ加工」
最近、KSR-1(50cc)のピストンが杯盤になったんですね。。。
弊社でも在庫は極少なので、免許が許されるならば「72㏄化」をお勧めしています。
焼き付きといえば、オイル交換を怠っていると4サイクルだって「焼き付き」ます。
こちらのエンジンは、110㏄のままSTクラスに参戦される予定だったので、
別のお客様で「大人仕様=125㏄化」する人の良質なシリンダーを、工賃をサービスするという承諾を得て交換しました。そんなイレギュラーな対応は、滅多にしませんよ。
相変わらずKSR-2のフォークメンテナンスも多いですが、ST100レースに参戦されるKSR110用フォークのメンテ&ミニモト用オイルセッティングも好評です。
ジムカーナやミニバイクレースで、純正のままであったりオイル交換しても「良くならない」と感じている人は、フルオーバーホールのご依頼の時に「ミニモト仕様で」と御用命ください。
内部加工なしで、実績あるオイルミキシングと油面調整を行ってお返しいたします。
これだけ書くと、オイルだけ?と思うでしょうが、組み込みや各部にノウハウがあります。
思わず、若いころ欲しかった「ZX-10」のフロントフォークメンテが入ったので、
忙しいのを承知で受けてしまいました(笑
リセッティング含めて、気に入っていただけると嬉しいですね。
明日は「鈴鹿ツイントロフィー」のお手伝いです。
明日も頑張ります。