オーナー様にもメール連絡しておりますが、画像添付すると弾かれることが多いので、
此方で御案内させて頂きます。
F県K市のI様
エンジン本体は全て完成いたしましたが、予備シリンダーの「0.5mmオーバーサイズ加工」
それと摩耗していたドライブスプロケットを組み付ければ、すべて完了です。
チェーングリスでドロドロでしたが、そのぶんケースが腐食していなかったので、
ソーダブラスト処理でケース周りは綺麗になったと思います。
既に先送りしている「VM19.5+αキャブ」と一緒に、インマニの「リードガイド」をお送りしていますので、
新品より加工して組みつけております。
同じくF県A市のK様
右側ケースが前任者の手によって破損していた為、コチラで中古ケースを御用意して組み上げました。
バラバラの部品より組み上げたのですが、ローターはあったもののステーターコイルがありませんでした。
最近、ヤフオクを見ると「ステーター」と「ローター」がバラ売りされていますが、
KSR-2もKSR-1も、前期と後期の組み合わせを変えると、点火しないんですよ。
ですから、購入する際は「外したケース番号教えて下さい」と問うか、
「ステーターコイルの画像か、三相か単相かを教えて下さい」と聞いてください。
バラバラの組み合わせでは、ぜったいにエンジン掛かりません。
*セットで交換すると、前期⇔後期で入れ替えても点火も充電もしますので。
コチラも「VM19.5+αキャブ加工」+「インマニ・リードガイド加工」が終われば完成です。
エンジン不動でお預かりしたKSR-2君は、まあイロイロと問題ありでした。
まずピストン焼き付き、キャブ・ガム付着でニードルジェットが不貫通、イグニッションコイルが不調で、
まず始動に手間取り、アイドリングし続けるも、時間経過とともにだんだん不調となるので、
たぶん中で断線してるとか、抵抗の一部が破損しているとか、そういった類でしょう。
シリンダーは同サイズで「再ホーニング・ポートタイミング形状修正」を行い、
キャブレターオーバーホール、クランク室洗浄、エアーエレメント、エアクリボックス洗浄等を行って、
弊社オリジナルCDIと、強化イグニッションコイルなら、キック2発で目覚めました。
単に「エンジンが掛からない」という問題でも、
「ピストン焼き付き」なのか「リング摩耗・圧縮不良」「点火不良」「気化器不良」など
色々な要素が単発で起こっている場合もありますし、2,3点が絡み合って起きている場合もあります。
古い車両ですが、構造は今のオートバイよりも単純なので、ジックリ考えれば解決することも多いですよ。
明日も頑張ります(^^)