
6月5日には「鈴鹿ミニモト合同走行会」に行ってきました。
雨予報が凄く良い天気に変わったり、レギュラーメンバーが居なかったり、
参加者は少ないんじゃないかな??・・・という予想を裏切り、今期一番の参加者数でした!
9月に決勝レースがあり、7月は鈴鹿八耐があるため走行会の予定が無いだろうと、
今回の合同走行会に的を絞って活動してきたのでしょうね。

今回の合同走行会は、本当にHRC-GROMが多かったです。
もしかすると、今年の鈴鹿ミニモトは「HRC-GROMクラス」が一番のエントリー数を誇るんじゃないでしょうか?それくらい多かったです。

GROMのエンジンも、高回転まで回そうとすると動弁系に負担が集中します。
このヘッドもシートのカーボン噛み(砂食い)が多く、コンパウンドでの擦り合わせでは修正できるレベルでは無かったため、シートカットして適したシート幅に修正して擦り合わせを行いました。

バルタイは、カムによって個体差がありますし、乗ってる人が一番感じる部分でしょう。
APE系では殆ど同じタイプだったのに対し、グロムは新旧共に個体差があります。
この辺はアジアンテイストなんでしょうね。

KSR110です。
今回はKSR-PROの人が何台か走っていましたね。
APEがゴッソリ少なくなったのに対し、KSR110はここ数年は出てくる人、出ない人が居ても、減らないのが特徴でしょうかww まあ総数に対して1割切ってますしね。好きな人は好きという安定のポリシーが、KSRクラスですww


このKSR110も、GROM同様に腰下のベアリングは全て交換し、クランクも芯出し。
動弁系のリフレッシュと、シートカット&バルブ擦り合わせ、タペクリ調整とバルタイチェックで完成です。

オートデコンプとピックアップが多いことで、インジェクションのZ125proと判るでしょう。

基本的にKSR-PROと同じ構成の腰下です。
グロムにも負けないデカいプライマリーですが、グロムの方がトルクフルです。

ピークでは引けを取らないZ125proですが、グロムの方がロングストロークゆえにトルク型で、
KSR110のボアアップ版であるZ125proは、ショートストロークゆえに高回転型なのです。
ミニモトなら高回転型の方が有利に思えるでしょうが、東コースの登り区間や、ヘアピンの立上がりやMCシケインの立上がりなど、グロムが1歩前に進んだ分のリカバリーをドコで取り戻すか?が作戦の鍵を握るでしょうね。

画像はNSF100エンジンですが、XR100Mのお客様も当日「慣らし」からスタートしていました。鈴鹿に間に合わせるために画像なしで頑張りましたが、そのエンジンは美浜8時間耐久用にして、また別のエンジンをミニモト用にするみたいで、近々エンジンを持ってこられるとの事。
私の所でもHONDA縦型のエンジンは、KSR110と同じくらいの数が入院してきます。
鈴鹿ミニモトも優勝していませんし、NSF100トロフィーでもグラチャンになった事ないですが、それでも御依頼いただけること、感謝しております。

Z125proは、今年も「ST125クラス」(旧グロム、市販車の新グロム)で戦います。
緑の#73号車と、オレンジ色のZに応援ヨロシクです!!