2018年度JP250鈴鹿4時間耐久レースで、YAMAHA最上位で入賞したエンジンです。
CBR-RRの全日本組みが上位を占める中、ベテランのサンデーレーサーコンビで着実に走り切り、
総エントリー数55台中「総合7位」で完走を果たされました。
昨年から使い続けているエンジンなので、チェッカーまでドキドキだったのですが、
後半はやはりパワーが落ちてきたようで、回転をセーブしながら確実に走り切っての完走・総合7位は、ライダーさんやチームの実力で得た成績です。おめでとうございます！ヽ(^o^)丿
そんな訳で、鈴鹿選手権の後半戦に向けてメンテナンスでした。
トランスミッション、クラッチハウジングは3年を経過していますが、トラブル無しで続投です。
メタル類は全て交換しましたが、クランク・コンロッドも振れてはいない為、続投です。
ケースの受け部は相当"お疲れ"な様子でしたが、最終戦まで頑張ってもらいます。
さすがにシリンダー＆ピストンは使用限界を迎えていたので、いずれも新品です。
今回届いたシリンダーを見たら、明らかに4月以前のものより「ホーニング目」がハッキリ出ていました。
手で触って判る・・・とまでいかないですが、明らかに以前のものとは違っています。
燃焼室側の面取りも少なく、手で触って判らない範囲でもホーニング目がシッカリ施されているとなると、潤滑面で非常に有利となってきます。
ピストンプロフィールも若干違っているようにも思えますので、機能面での性能向上が期待できます。
動弁系も今回は一新しました。
バルブ、バルブスプリング、リテーナー、コッター類です。
高回転まで回すエンジンならば、動弁系のコンディションが整っていないと回りませんしね。
ライダーさんは後半戦も「打倒!!CBR-RR」で気合入ってますし、良い相棒となってくれると嬉しいですね。
慣らし走行やヒートサイクル暖気で、良いエンジンに育ててください（＾＾）
御用命ありがとうございました。
