明日から、岡山国際最終戦に行きます
2台同時進行で進めていた、YZF-R25エンジンが完成しました。
2台とも部品待ちのタイミングで、交互交互進めなくてはいけなくなったのですが、
一方はショップ様より依頼されたエンジンで、内部を検証した後に部品をショップ様に連絡。
その後、届いた部品を組み立てるといったパターンでした。
私のところは普通に問屋さんに頼むので、正規販売店様ならもっと掛け率もよく部品が届くので、
トータルのコストダウンとしても有効ですし、私も部品の重複が無ければ一時負担も少なくなるので、
以前よりショップ様よりご依頼された場合は、そういう対応もさせて頂いております。
そして何故か、部品の集まるタイミングが同じだと、組んでいる景色もデジャブのようww
もう一方のエンジンは冷却水の中のカルキ分がシリンダーや冷却系統にこびり付いていました。
たぶん「水道水100%」だったと思うので、次回からはミネラルウォーターかMFJレギュレーションに適合した「高機能冷却水」を使うと、もう少しカルキ分付着のスピードを抑えられると思います。
それでも、2年ほどレーサーで使用したマシンの中では、ウォーターポンプシール破損に至る車両が多いので、今回は2機ともウォーターポンプシールを交換しました。
インペラーシャフトも軸に錆があれば交換です。
コンロッドメタル交換、ピストン交換に加え、クラッチ、カムチェーン等も消耗品ですし、
今回はINもEXTもバルブフェースが凹んでいたので、交換して「シートカット&擦り合わせ」
ヘッドメンテナンスに関してよく「バルブシートカットは別料金でしょうか?」と問い合わせがありますが、
私個人の意見として、4サイクルヘッドは熱による歪を考えると「シートカット・擦り合わせ」は当然の作業であり、メタルやピストンと同じように「バルブシートの状態」が【4サイクルレーサーの性能の要」であると考えているので、よほど酷い状態で外注に出すような事がなければ「全て工賃内作業」として標準に行っております。
ヘッド単体メンテナンスや、シートカット・擦り合わせ作業だけでも行っておりますので、
必要な方は、【netsho-441】をご覧ください。
http://netshop441.hamazo.tv/e7725829.html
YZF-R25を2台とも発送させていただいたので、次はST600のエンジンです。
新型が出たYZF-R6ですが、これは前モデルのエンジン=13Sです。
基本コンポーネントは変わりないので、しっかりECU系をセットアップしてあげれば、
ピーク性能はまだまだ一線級です。
御依頼は、私が今の工場以前に「農機具小屋」を借りてメンテナンス業を始めたころからのお付き合いある、地元のレースチームからのご紹介でした。
来シーズンに向けて、この冬から慣らし&セットアップを行うため、まずは部品検証から始めます。
600といえば、250で本格的にレース始めたころから見てきたライダーさんがST600にステップアップするというので、鈴鹿で大活躍した玲君の走りとともに、600初レースをこの目で見ておこうと思います。
明日の土曜日より不在ですので、ネットショップ・メールでのお問い合わせ・回答も、
月曜日以降になりますこと、ご了承願います。
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