
いろいろお待たせしまくりですが、2ストKSRエンジンも進めてますよ!
けれど、ボーリングさんもここ数年は年中「繁忙期」なので、一ヵ月近く掛かってしまう事も・・・
シリンダーボーリング→ポート形状修正・面取り・バフ仕上げまで、非常ににお時間かかっております。
シリンダー単体修理の皆様も、お気を長くお待ち下さいませ。<(_ _)>

此方のエンジンは、以前メンテナンスさせて頂いてポート加工&混合化したエンジンで、
定期メンテナンスで「強化対策ピストン」と「VHMヘッド」を組ませて頂きました。
ありがとうございました!

このエンジンは50㏄のKSR-1です
ご存知のように、KSR-1は既にメーカー純正品はSTDサイズもオーバーサイズピストンも廃盤。。。。

そこで、イタリアVERTEX社製:39.5mmピストンを用いて、焼き付きシリンダーを修理しました。
ただし、ピストンは追加工しなければ組み込むことは出来ず、
ピストンハイトが違うので、ステンレス・ベースプレートを純正ガスケットで挟み込んで嵩上げし、
圧縮比とスキッシュを調整しないと、正常な(より純正以上の)性能を発揮することは出来ません。

最近は・・・いや、昔からも「オイル給油パイプ」の劣化による破損・欠損により、
オイル切れで焼き付く・・・という事例が多かったです。
この透明なチューブは内径が合うものがDIY店では無いため「汎用・耐油チューブ」で取り付けている人が多いのですが、単なる筒に見えるオイル給油ニップルは、中にチェックバルブが入ってて不安定な吸気にも安定したオイル供給を行っていますので、必ず純正品を使って下さいね。


此方のエンジンは、オーバーサイズ・ボーリングする予定でしたが、
クリアランス的に弊社「強化対策ピストン」の規定数値が確保できる範囲でしたので、
「再ホーニング・ポート高さ形状修正・面取り・バフ仕上げ」で修理できました。



いずれも、大変長らくお待たせ致しました。
これから、シッカリと起動準備を行ってエンジン起動まで楽しく進めてください!
御用命ありがとうございました。