
Kawasaki Ninja ZX-6R エンジンメンテナンス完成しました。
思うところがあり、色々と聞いてみたら「やっぱり」な感じだったので、再度ケースを割って組みなおしました。
既に新型が出ていて型落ちになっているのですが、それでもライバルを凌駕する圧倒的な出力は、
未だに一線級です(現に、車体とのバランスはこの型が一番良かったと評されています。)

生産時からポート加工が施されたインテークと、オーソドックスながらエッジのない滑らかな燃焼室に、
ステム径4.0mmの大径チタンバルブ+アルミ鍛造リテーナー&IN/EX専用の異径リフターなど、
シリンダーヘッドは丈夫で熱歪も少なく、優秀なヘッドといえます。

コチラも、オーソドックスながら高圧縮比を実現する、高剛性ピストンです。
技術とは、一見して「普通」に見えるものこそ、実に優秀である。というお手本のような形状です。

他のメーカーも真似する、シンプルでトラブルの少ない、実績あるバックトルクリミッター。

ハイパワーを支えるクランクケースは、同じ600のYZF-R6と比べるとはるかに重いのですが、
その実、丈夫で高剛性。回転や爆発トルクにも負けない土台です。
そして、それらを組み立てるのは、HONDAやSUZUKIの倍はあるのではないだろうか?と思えるような、
ボルトの数(笑
YZF-R6もボルトの数が多いと思ってましたが、やっぱりZXが一番多いですね(笑
漏れるなら、ボルトを増やそう 川崎重工 ・・・って感じです。
最後にミスして、ACM側のガスケットを発注していなかったので、週末に届いてホントに完成です。
明日も頑張ります。