既に2017年度の業務も最終週・・・メンテナンスの着手は来年になるのですが、
ご予約いただいて、車両ごと持ち込まれたレーサーのNinja250SLは、エンジンは降ろしました。
街乗り→レーサーにするべく、エンジン性能・機能にかかわる部分は見直します。
エスエルは、オーナーの方たちが殆ど「乗ってスゲー楽しいから、このマシンで走ってる!」
という隠れた名車です。 私も本当に良いマシンだと思っていますし、
Kawasakiアルアルですが、一度組みなおすとポンと性能がUPするので、
今のパワーで満足している人も、ボアアップやハイカムを考えている人も、
1度エンジンをオーバーホールすると、より良さが引き出され、惚れ直しますよ(^^)
YZF-R25エンジンです。
CBR-RRや2月発売の新型ニンジャも良いですが、サーキットを走るうえでのトータルパッケージで、
このマシンは秀でています。なにより今のST250レース界を底上げもレベルアップもさせた立役者です。
絶対性能ではなく、コーナーリング・ハンドリングのYAMAHAマシンは、2018年も活躍するでしょう。
エイプ・XR100Mエンジンです。
こちらも、グロムやHRC-GROMの登場で影が薄くなった感じはありますが、
数でいえば一番多いミニバイクユーザー数を誇るでしょう。
HONDAミニ専門店が多い中、SUS441をご指名いただいて感謝です。
NSR50系エンジンも、根強いファンが多いエンジンです。
これは、その中でもレア車とまで言われる、17インチ「NS50R」エンジンです。
かつて私も乗っていた時期があるのですが、個人的に「ミニバイク・ベストハンドリングマシン」だと思っています。ベースモデルのNS50Fのプロリンクを廃止してカンチレバータイプのリアサスにしたことで、開ければ開けるほど曲がる、とても楽しいマシンでした。
フロントサスのインナーチューブが出ないとか、チェンジレバーやステップ周辺に廃盤が多く、
オーナーさんたちは維持に苦労することも多いのですが、それでもこのハンドリングが好きなんでしょうね!
「楽しく走る!」マシンを維持するため、オーナーさん同士も仲が良く、パーツ情報も共有しています。
弊社としては、クランクのOHなどユーザーさんレベルでは難しいメンテのほか、
年に数機はエンジンASSYでメンテナンスが持ち込まれます。
将来的に0.5mmオーバーサイズとか、1.0mmオーバーサイズピストンとかが許容されれば、
もっと長く走れるミニバイクの名機です。
もちろん私のメインはKSR50/80、KSR110/Z125PROなんですが、
日本のミニバイク界を支える、HONDA名機の2機種も応援しています。
ずっと長く「楽しく」走れること。
私の仕事は、ほんの少し難しい領域をお手伝いすることです。
明日も頑張ります。