
愛すべきK型Ninja250Rエンジンも完成しました。
2018年モデルが現行車だとしたら、2世代前のエンジンになってしまいましたが、
街乗りでも「ヒステリックなところがなく、フラットで乗りやすい」と評される、K型です。
レースでも「ピークは負けるけど、とにかくトルクフルで台形カーブが、乗りやすい!」
と根強いファンが多いんです。
今回のメンテナンスでも「とにかく丈夫で長持ち」であることがハッキリしましたね。


丈夫で長持ち・・・なのは、生産時のピストンがそのまま入ってると判った時です。
2011年ごろにはピストンピン潤滑方法が変更になっているので、このピストンピン横の穴は無いんです。けれど「ある」ということは、いままでピストン交換なしで2シーズンほどレースで走ってきたことになります。凄いですねww
ピストン裏のカーボンも、その距離の多さを物語っていますww
K型ニンジャレーサーでよくあるのが、この2番ピストンダキツキです。
2011年以降のピストンを組み込めば、この2番ピストンダキツキは極端に減るのですが、
生産時組み込みのピストンは、この症状をよく見ます。
けれど、こういう状態であっても「普通に走れた」んですから、ある意味すごいことですww

重いクランクを支える、丈夫なクランクケース、組み込まれる幅の広いメタルも、丈夫で長持ち。
メンテナンスとして交換したものもありますが、その半数以上が「続投可能」な状態でした。
張力が落ちていなければ、そのまま続投したでしょうね。
アタリがキツくなくとも、張力落ちがあれば交換です。

もちろんピストンは、現在手に入る物です。


クラッチスプリングは、安定の高性能「NECTO製」です。
強すぎず、ヘタリやすい純正よりも長持ちする逸品です。
コチラにもスプリングシートを組み込みます。

バルタイもタぺクリも、レース向きに調整して完成!
これからも、サーキットでオーナーを存分に楽しませてあげてください!
御用命ありがとうございました!!